ウチの奥様は医療関係者なので、主治医の先生とのやり取りを有無を言わさず一任して、俺は傍でまとまらない考えを無駄に巡らせ、状況としては直ぐさま抗がん剤治療の開始を決定。本人は、病室に個室が準備されていた事に安堵するのが精一杯でした。
思い返してみると、その昔ウチの奥様と「もし、あなたが癌に罹患してしまった事が発覚したら告知して欲しいか？欲しくないか？」なんて話をした事があったのを思い出した。彼女は「告知して欲しい派」でした。俺は知ってしまうと完全にメンタルをやられてしまう、と思っていたから「告知しないで欲しい派」でした。
現在の医療、特にスピードが重要な「白血病」は、本人の承諾や理解なく診療・治療を進める事は殆ど無い様で、先にも書いた様に「急性骨髄性白血病」も「ご家族の方、ちょとこちらへ」等というものは一切なく、いきなり「急性骨髄性白血病です！」の宣告でした（－。－；）
そして俺は翌々日、準備が整い次第に抗がん剤治療開始となりました。
